末期の水 まつごのみず
末期の水とは、臨終に立ち会った人たちが故人の口に水を含ませる儀式のことを指します。故人が生き返るように願う気持ちと、あの世で渇きに苦しまないよう祈る気持ちから生まれた風習です。
地方によって若干の違いはありますが、箸を用意し、その先に脱脂綿を巻いて、白い糸で縛りつけて固定します。宗派や地方によっては脱脂綿ではなく、鳥の羽や菊の葉を使うこともあります。次に、お椀に水をくんで、そこに先ほどの脱脂綿などを付けて湿らせ、故人との血縁などの関係性が深い順に故人の口に当てていきます。
提案から施行まで一貫してサポート致します。